Compositor: Katakura Mikiya / Takarano Arika
水面に映った
自分の顔に
恋したNARCISSUS
あなたになりたい
大事な鏡は
人の瞳よ
誰よりかわいい
私映して
軋って華やぐ靴で
少女たちは舞うの
大人は眉をひそめる
派手な赤い赤い靴
軽やかにはめ
いつもどんな場所でも
踊り続ける
私はここよ
美しい箱の
マッチを売るわ
灯す間だけ
大切にして
少しも似合わぬ服を
娘たちはまとう
息急ぐようなふりで
少しでも甘い蜜の
時を流らう
満ちたりた微笑みの
奥の心は
言えなき子でも
死ぬまで脱げない靴を
私たちは履いた
境界の床で踊る
罪の赤い赤い靴
倒れてもなお
愚かな魂が持てぬのは何
尊い教えなんか
この世界のどこにあったの
私を止めて
答えなど欲しくない
置いていくだけ